はじめに:やりたいことがないまま就活した私へ、今ならこうアドバイスする
大学生の頃の私にタイムスリップしてアドバイスできるなら、何を伝えるだろう?
当時はそれなりの学歴があったので、漠然と**「地元の優良企業」や「金融機関」**を受けていました。正直、何がやりたいか具体的な軸なんて決まっていなかったんです。
結果、20代で一度転職を失敗し、30代後半で大逆転転職を経験しました。この2回の転職を経てわかったことがあります。
**「やりたいことがない人」**に必要なのは、キラキラした理想の企業を探すことではなく、あなたが「耐えられる」企業を見つけることです。
この記事では、2度の転職経験を持つ私だからこそ伝えられる、「高年収・出世」だけではない、後悔しない就職先選びの2つの軸を解説します。
1. 【2度の転職で確信】「仕事内容」より「一緒に働く人」がすべて
なぜ、私はこう断言できるのか?それは、結局のところ月曜から金曜まで働き続けるのは、あなた自身だからです。
高年収や社会的な出世が最優先ではない人にとって、社風やそこで働いている人に魅力を感じるかがすべてです。どんなに仕事内容が向いていなくても、一緒に働く人がいい人であれば、ある程度の苦痛は耐えられるものなのです(笑)。
逆に、仕事内容が理想的でも、人間関係や社風が合わなければ、毎日出社するのが苦痛になります。
失敗しないための実践方法:OpenWorkで「中の声」を聞こう
受ける企業でどのような人が働いているかを知るには、社員のクチコミサイトを活用するのが最も手っ取り早いです。
- OpenWorkなどのサイトで、応募企業の**「社員の平均年齢」「部署の雰囲気」「退職理由」**などをチェックしてください。
- 特に退職理由を見ることで、その企業で**「何を諦めた人が辞めているか」がわかり、それがあなたの「耐えられないこと」**ではないかを事前に確認できます。
2. 「軸がないなら」迷わず狙うべき2つの企業タイプ
明確な就活の軸がないけれど、安定感も欲しいという学生におすすめなのが、以下の2つの企業タイプです。
2-1. 大企業のグループ会社は「コスパ最強」を狙え
親会社の給料の7~8割かもしれませんが、福利厚生は親会社と同等であることが多いです。
さらに、親会社に比べて責任の重さが下がる傾向にあります。つまり、高い給料と楽な仕事の「いいとこ取り」はできませんが、安定した給料と安心感のある待遇という**「コスパ最強」**の選択肢になります。
ワークライフバランスや安定性を重視するなら、親会社の看板を借りられるグループ会社は非常に狙い目です。
2-2. 中小企業も悪くない!ただし「スキル」が身につくことが条件
「中小企業はダメ」というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
2回の転職を経てわかったのは、中小企業からでも大企業へ転職できるということです。つまり、新卒で中小企業に就職することも、決して悪くはないのです。
ただし、将来のキャリアの可能性を広げるために、入社先は**「市場価値の高いスキルが身につく企業」**に限定すべきです。
- スキルが身につく業界の例: Web・IT業界、コンサルティングなど専門性の高い分野。
- どの会社でも通用する職種の例: 経理、人事、法務など、会社経営に必須の機能を持つ職種。
こうした企業でスキルを磨けば、数年後の「やりたいこと」が見つかったときに、大企業へのステップアップも可能になります。
まとめ:軸がないなら「何に耐えられるか」で会社を選ぼう
私の経験から言えるのは、就活は**「最高の企業を探す旅」ではなく、「自分にとってのワーストを避ける旅」**だということです。
「自分の性格の理解」と「一緒に働く人がいい人か」。この2点を意識するだけで、入社後の満足度は劇的に変わります。
まずは、受ける企業の**「中のリアル」をOpenWork**などで確認することから始めてみてください。それが、後悔しない就職活動への第一歩です。
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