1. はじめに:なぜ、私は新卒で入った会社を1年で辞めたのか
新卒で証券会社に入社した当時の私は、「営業」と「金融」という響きに魅力を感じていました。しかし、わずか1年で退職という結果に終わりました。
「入社後のギャップに苦しんでいる」「もう辞めたい」と感じている方は、当時の私と同じ情報不足の罠にハマっているかもしれません。
心と体に不調をきたす前に退職すべきという結論は変わりませんが、当時の情報収集が圧倒的に足りていなかったことが、この失敗を招いた最大の原因です。
この経験から、当時の私にも、そして今のあなたにも伝えたい**「会社の人事からは聞けないリアル」**をお話しします。
2. 新卒で入った証券会社の「リアル」な社風
企業側からは決して聞けない、内側から見た証券会社の営業部門のリアルです。
リアル1:離職率は高い、年功序列感はゼロの「成果主義」
新卒で入社しましたが、離職率はかなり高かったです。そして、良くも悪くも年功序列感はゼロでした。
成果主義が徹底されているため、数字さえ上げれば若くても評価され、逆に結果が出なければ上司からのプレッシャーに耐えなければなりません。数字を上げ続ける自信と、そのプレッシャーに耐えられる精神的なタフさが不可欠でした。
リアル2:「ノルマが毎月リセット」されるしんどさ
営業は数字がすべてなので、目標を達成している間は比較的ストレスは少なかったです。
しかし、一番しんどかったのは、毎月ノルマがリセットされること。どれだけ今月頑張っても、来月にはまたゼロからのスタートです。この精神的な負荷が想像以上に大きく、私のようなタイプには合いませんでした。
リアル3:朝は早いが残業は少ない(が、見えないプレッシャーはある)
証券会社は朝が早いですが、退社時間は比較的早く、残業は少ない方でした。
ただし、これは「残業代をつけられない」という文化的なものも関係しています。形式的な残業は少なくても、常に**「どうやって新規開拓をするか」という見えないプレッシャー**がつきまとっていました。
3. 【教訓】心と体に不調が出る前に「退職」は正解だったか?
当時の私はわずか1年で退職しましたが、その後の転職活動はすごく大変でした。
- 当時のリアル: 私が退職した時代と違い、今は**「第二新卒」という言葉があり、短期離職が以前ほど転職活動で大きなハンデにならない**気はします。
- 結論: とはいえ、心と体に不調が出るよりは、間違いなく退職すべきです。身体を壊してまで働く価値がある仕事は、どこにもありません。
ただし、私の失敗は**「短期離職」そのものではなく、「情報不足によるミスマッチ」**でした。
4. 私が失敗から学んだ「新卒就活で絶対にすべきこと」
今、新卒の就職活動をやり直すなら、私は必ず**「情報収集の行動量」**を増やします。
教訓1:会社の人事の話は「信用できるかわからない」(笑)
会社の人事の話は、採用のためのポジショントークです。もちろん嘘は言いませんが、会社にとって都合の良い情報に偏るのは当然です。
就職活動で早めに行動し、**「会社の中の人」や「同じ業界の社会人」**から情報を集める行動が絶対に必要でした。
教訓2:学生だけではわからない「社会のリアルな情報」を集めよ
私のように「営業」「金融」といった漠然としたイメージだけで入社すると、必ず後悔します。
- すべき行動: 人事部ではなく、現場で働く人のリアルな声を集めることを最優先すべきです。
- 実践方法: OB・OG訪問だけでなく、OpenWorkのような社員のクチコミサイトを活用し、「離職率が高い理由は何か?」「ノルマのプレッシャーはどの程度か?」といったネガティブな情報も探すべきでした。
5. まとめ:情報不足で後悔する前に、今すぐ行動を
私が新卒で失敗し、30代後半で逆転転職を成功させた経験から言えるのは、情報収集の量と質が、あなたのキャリアの成功を左右するということです。
人事の話だけを鵜呑みにせず、会社を取り巻く社会のリアルに目を向けてください。
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